大きく分けると原因は2つ!論理障害と物理障害
データにアクセスできない・パソコンが起動しない…など、目に見える現象はさまざまですが、データ障害の内容は大きく分けると
【論理障害】と【物理障害】の2つです。
徐々に、または突然起きるデータ障害。なぜこのような現象が発生するのか、原因別に解説いたします。
(1)【論理障害】…プログラムの障害や人為的な操作ミスが原因
プログラムに何らかの異常が発生し正常に動作しない、操作中のうっかりミスでファイルやプログラムを消去したり初期化してしまった、
などが原因の障害です。プログラムに異常が発生する原因としては、長期間の使用によってソフトウェアを構成するファイルや
プログラムに破損が生じる、ウィルスに感染する、等があります。
また、ゴミ箱から削除してしまったり、誤ってディスクを初期化(フォーマット)してしまうなどしてデータを使用できない場合も論理障害に区分されます。
この場合、お客様の作成されたデータやメールの送受信データ等は、使用できる状態への復元がほぼ可能です。
論理障害対応イメージ |
【作業の流れ】
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【診断から復元までの目安期間】
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(2)【物理障害】…機械的な故障が原因
ハードウェアが機械的に故障して発生する障害です。
落下・水濡れ・落雷・火災・輸送中の事故など人為的または自然災害によるものや、機械の使用頻度や使用年数による部品の自然消耗によって発生します。
使用中や電源投入時に普段しない異常な音(コツンコツン、キ〜〜など)がすることもあります。
パソコンの場合、エラーメッセージが表示されたり、ハードディスクを認識しない、OSが起動しないなどの現象が出ることがあります。
物理障害対応イメージ |
【メカ対応例】
 ハードディスクドライブの不具合箇所を一時的に修復してデータ復元いたします。
※ご注意
*媒体面に物理的な破損がある場合やディスクの構造上から復元できないケースがあります。
*物理障害は、ディスクを分解して復元作業を行います。 分解されたディスクは分解前の状態には復帰できません。 |
【診断から復元までの目安期間】
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(3)【複合型】…プログラムの障害と機械的な故障の両方
(1)と(2)の複合型です。
プログラムの障害により異常な動作を繰り返すなどして機械的に大きな負担がかかり、物理障害を引き起こすケースです。
また、物理障害によってプログラムが正常に動作しなかったり、データアクセスができない場合なども複合型障害の特徴です。
データ障害の中でもよく見受けられるケースであり、年数の経過した機器に比較的多く発生します。 |