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updated 2021-11-30
コロナウイルスのパンデミックにが医療や介護の現場で猛威を振るっています。
ヨーロッパではボランティアによる3Dプリンターを使ったフェースシールドが医療や介護の現場で役立っています。さらに各3Dプリンターのメーカーなども無償でデータの公開を行っています。
日本ではZortraxM300Plus3Dプリンターのユーザーである大阪大学大学院医学系研究科の中島先生が逸早くデータの公開を始めました。
先生の指導の下クラウドファンディングを利用してで10万個のシールドを無料で医療現場に配布するプロジェクトが進行中です。
直後の2020年4月6日、武蔵野赤十字病院がこのデータを利用してシールドを作成したいという問い合わせがあり、M200Plusを購入いただき製作に協力いたしました。
さらに山梨県立病院でも同様な取り組みをしたいということになり、量産に適し、コスト的にも安くできるデータを探しました。
世界中で公表されているシールドを実際作った結果、ヨーロッパで大量に配布されている3DVERKSTAN社(スウェーデン)のデータをもとに日本で売られている2穴パンチにサイズを合わせ、積層造形ができるデータを作成しました。
北海道脳神経外科記念病院からも問い合わせを受け、北海道でも作成を開始しました。
現在フェイスシールドは数百万個の単位で不足しています。数カ月たてば輸入品も含めて多く出回ってくると思いますが、現状で足りない現場は待っていられません。また、病院で作成すれば1個100円程度で作れるのです。
しかし現状を見ると、少しの数でも現場に供給できればと思い、各地のボランティアの方々が手持ちの3Dプリンターで参加いただいています。
作成物の配布につきましても、ご自身の近場で直接配布していただければ、長続きする活動につながります。是非この活動に参加してください。
出来るだけ一度多くに作成したいという要望に応え、積み上げができるデータも作成しました。
配布するデータ
Visor_frame_V2single_JP.stl 1個だけ作る場合
Visor_frame_V3stack_JP.stl 積み上げ用
face_sheild.pdf 取扱説明書
透明フイルムのガイドシート.pdf 穴あけガイド
積み上げ用は材料を減らすための凹みをあえて埋めています。サポート除去を容易にします。
積み上げ用は厚さを5mmから4.2mmへ改良しています。材料と時間を節約できます。
また、透明なペーパーフォルダーが品不足を起こしています。
そこで、A4サイズのラミネートフィルムを流用する方法をボランティアで参加していただいている有限会社石野製作所様に教えていただきました。
テストした結果良好な透明版が得られましたので、是非ご活用ください。
岩手県の一関工業校様から、位置合わせが簡単になる用紙を御提供いただきましたので、配布いたします。
高校が中心になって作成、配布の運動がおきています。
ありがとうございます。
このフェースシールドデータはスウェーデンの3DVERKSTAN社が配布する3次元データを、日本国内で流通する2穴パンチで作れるよう改造したものです。
データについては以下のサイトからダウンロードしてください。
ZIP形式に圧縮されています。
内容はSTL形式のファイルと作り方マニュアルになります。
http://www.sin.co.jp/3Dprinter/face_shield.zip
社会福祉法人 山梨ライトハウス
山梨県立中央病院
広島赤十字 原爆病院
住吉病院
社会福祉法人 富士厚生会
武蔵野赤十字病院
昭和町
中央市
甲府市
社会福祉法人 日新会
箭本外科
株式会社芳寿 あい里
飯塚医院
三科医院
巨摩共立病院
山内耳鼻科
中沢歯科
依田産婦人科
鈴木眼科
内藤歯科
黒沢歯科
長坂中央クリニック
山梨県厚生連
塚原整形外科
篠原歯科医院
上野原市立病院購買
久保田歯科クリニック
金丸歯科
花形歯科医院
山梨厚生病院
新津小児科
山梨県看護協会
中村歯科
横田医院
境川歯科
アトベ歯科
甲府市立玉諸小学校 保健室
境南医療センター富士川病院
小森医院
日下部記念病院
北杜市図書館
富士川町図書館
中央市図書館
甲府市立相川小 保健室
ジャパンメディカル
健康科学大学 産前産後ケアセンター
甲府市立伊勢小
大沢医院
甲府共立病院
甲府市立甲運小
甲州市衛生課
甲府市立善誘館小学校
上野原市立図書館
山梨大学付属小学校
山梨県看護協会
北杜市図書館
大月市図書館
昭和町立図書館
2020年5月26日現在
弊社ショールームの3Dプリンターにて作成していますので1日に20個程度ですが、必要な方は御連絡ください。 Mail: info@sin.co.jp
注意事項: フェースシールドの販売はおやめください。
先日データを公開した、フェースシールドについて多くの病院、介護施設また、3Dプリンターを持っている方々から問い合わせをいただきました。
すでに問い合わせのあった、病院や介護施設には数十個単位で寄贈させていただいています。またプリンターを購入いただき作成を開始したところもございます。
その中で、このデータを使って販売することは可能かという問い合わせがありましたので提供元の3DVERKSTAN社との見解を記載しておきます。
このデータはあくまでも医療現場で困っている人々の助けになるよう、ボランティアの活動で生まれたものです。更にどんな簡単な医療機器でも安全性に関してのさまざまな規制があります。ビジネスで行うのは適用される当局のガイドラインに従い、許可を取る必要があります。
このフェースガードは日本での認証は取っていません。また材料代といえども販売することは不可能ではないかと考えます。
多くの方々が、ボランティアとして作成に協力していただき、各医療機関独自の判断で造形時、使用時の滅菌処理などのガイドラインを作って、この急場をしのぐために活用していただければ幸いです。